Jun 27, 2009
ホテル予約ワンクリック
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独フォルクスワーゲン(VW)が、台湾に新工場を建設する計画が白紙撤回となった。中台間の経済協力枠組協議(ECFA)により完成車の対中輸出が有利になるとの期待が薄れている上、投資誘致に対する政府の優遇措置が物足りなかった。ただ、VWの台湾重視姿勢は変わっておらず、工場設置の代わりに委託生産に踏み切るようだ。
台湾総代理を務める太古標達汽車の黄斉力総裁は14日、計画について「進ちょくはない」と述べた。VW本社が今後少なくとも2カ月後にこれについて議論することも明らかにした。
VWは、ECFAの早期の実施・解決項目(アーリーハーベスト)で完成車がリストに入り、台湾からの対中輸出で将来ゼロ関税のメリットが得られると期待していた。台湾に工場を設ければ東南アジア諸国連合(ASEAN)市場向けの輸出基地になるともくろんでいた面もある。
しかし、完成車は同項目第1弾には入らず、第2弾も協議がまだ始まっていないため今後の行方が見えていない。さらに、VWは中国・広東省仏山市ですでに完成車工場(年産能力30万台)を建てる計画を始動させている。業界関係者は、華南に生産拠点がある上に、台湾にも新たな工場を設けるのは現実味に乏しいと指摘している。
■裕隆が受託、ライン改造着手
VWは、自社工場での生産という選択肢が消えて、地場自動車メーカーへの生産委託を進める方向へ傾いており、太古の幹部は裕隆汽車が受託生産すると示唆している。
実際に、裕隆の苗栗県三義工場ではすでに受託生産に向けて生産ラインを改造しており、1〜2カ月後には試験生産を始め、早ければ来年に本格生産できるとの情報も流れている。
自社工場を断念したものの、VWは台湾市場でのシェア20%との高い目標を掲げており、太古が輸入販売、裕隆が受託生産をそれぞれ担う体制でシェア拡大を目指す戦略をとる可能性はある。
■目標1.6万台、35車種投入
太古は同日、VW車の今年の販売目標を乗用車、商用車合わせて1万6,000台に設定したことを明らかにした。内訳は乗用車1万2,000台、商用車4,000台。
昨年の販売台数は前年比64.7%増の9,870台。うち乗用車は8,388台と過去最高を記録した。輸入車は景気回復の追い風を受けており、今年も大幅な伸びが期待できるとみている。
販売拡大に向けて、ディーラーの店舗改装に数億元を費やすほか、12シリーズ、計35車種を新たに投入。「毎月どころか2〜3週間に1車種ペース」(黄総裁)で、消息筋によると、来月には大きくモデルチェンジした中型セダン「パサート」や高級SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)「トゥアレグ」、高級セダン「フェートン」を相次いで投入する。今年はこれらが販売増の主力を担うようだ。
同日には先に発表していた小型のスポーツクーペ「シロッコR」(販売価格199万元)が、発売前から早くも人気を集めているとして、黄総裁は今年の目標達成に自信を示した。15日付経済日報、工商時報が伝えた。
MRT(大量高速輸送)システム計画が着々と進んでいる。今年7月に着工予定のスランゴール州スンガイブローとカジャンを結ぶ路線の経路と設置予定の35駅の詳細案がこのほど公表された。LRT(軽量高架鉄道)駅やクアラルンプール市役所(DBKL)など7カ所に特設の展示ブースが設けられ、市民の意見を募っている。
MRT計画の推進母体、財務省傘下の交通インフラ持ち株会社シャリカット・プラサラナ・ネガラ(SPNB)は5月14日までの3カ月間、展示ブースで航空地図によるMRTの経路、設置する35駅の場所や構造、構内施設などを紹介している。展示ブースはLRTのバンサー駅やDBKLのほか、プタリンジャヤ、シャアラム、スラヤン、カジャンの市議会庁舎、メナラ・ダヤブミ内の陸路交通委員会(LPTC)オフィスに設置されている。
スンガイブロー〜カジャン線は全長51キロで、うち9.5キロは地下を走る。全長の各駅間の距離は1キロメートル強。所要時間はスンガイブロー〜KLセントラル間、KLセントラル〜カジャン間がそれぞれ45分となる。運行時間は午前6時〜深夜0時。同線の完成目標は2016年に設定している。
地下に設置する駅では同階層式と上下2階層式の2タイプのプラットホームを採用、地上駅では相対式と島式のプラットホームを採用する。駐車場は35駅中13駅に設置する。MRT開通後の騒音レベルは住宅が密集していない地域で50〜70デシベル、都市部および近郊で60〜80デシベル、商業地区で65〜80デシベル、産業地区で65〜75デシベルとなる見通し。
■利用者拡大は確実
バンサー駅の展示コーナーには、初日の14日にLRT利用者が立ち寄る姿が多く見られた。ある30代の男性はNNAに対し「住宅街やショッピングモールと隣接する駅もあり、周辺住民などとの交渉がスムーズにいいくかが課題」と指摘。「駐車場を設置している駅数が少ない」との不満も漏らした。一方で「完成すれば、公共交通利用者は確実に増えるだろう」と期待している。
バンサーを含む7カ所の計画展示コーナーでは、市民から広く意見を募るため、記入用紙を配布。計画に対する賛成・反対やコメントを記入できるようになっている。
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